エンドT:甘き死よ、来たれ  到達条件  ・共鳴者からの好感度が 以上  ・《ワイヤード・エンジェル》と共鳴者の好感度合計が 以上  ・共鳴者が[共鳴感情:所有(欲望)]を獲得している  《ワイヤード・エンジェル》は現実に存在している。現実に存在しているという事は彼女にも未来があり、お別れする時が来るのだろうか。自分の愛で得た体で違う誰かを愛する日が来てしまうのだろうか。そんな日が来てしまうくらいならいっそ。  共鳴者は人間の体を得た《ワイヤード・エンジェル》を絞殺する。その細い首を折れんばかりの力で圧迫する。共鳴者の瞳には《ワイヤード・エンジェル》の姿が映っている。《ワイヤード・エンジェル》にも共鳴者の姿は映っている?その答えはもう彼女自身の言葉では聞けない、声になる前の空気をつぶしているのは共鳴者自身なのだから。  こと切れた少女は満足げに、いとおしげに、微笑みをたたえていた。

エンドG:ゲダツセンセイション  到達条件  ・共鳴者からの好感度が 以上  ・《ワイヤード・エンジェル》と共鳴者の好感度合計が 以下  《ワイヤード・エンジェル》との恋は終わりを迎えてしまった。彼女は世界に存在する力さえ失い、共鳴者の前から消えてしまう。共鳴者はまた一人きりの世界に戻るしかないのだろうか。あの薄暗く、狭い、画面越しでしか他人と触れ合うことのできない閉じた世界に。耐えられるのだろうか、自分は。  彼女が消えたのであれば、自分もまた消えるのが道理なのではないだろうか。  共鳴者は己の意思で自室の窓を開ける。彼女が現れた窓枠に、今度は共鳴者が乗り上げる。この先が彼女とつながっていると信じて、共鳴者は《ワイヤード・エンジェル》を追って窓から飛び立った。

エンドC:さよならを教えて  到達条件  ・〈∞共鳴〉レベル10以上で《ワイヤード・エンジェル》との恋愛関係を終えることを宣言する。  共鳴者は《ワイヤード・エンジェル》とお別れをすることを決めた。  ほんとうに?  外へ出ることを決めた共鳴者はまず家族へ朝の挨拶をする。そこにあったのは《ワイヤード・エンジェル》の姿だった。  慌てて外へ飛び出した共鳴者。優しくかけられた声に振り向くとそこには《ワイヤード・エンジェル》が箒で掃除をしてる。嫌な予感がしてコンビニへ飛び込めば《ワイヤード・エンジェル》に迎えられ、交番へ逃げ込めば《ワイヤード・エンジェル》に心配そうな顔をされる。  駅前まで走ってそこでやっと悟った。本当に自分がさよならをしたのは、現実の方だったのだと。

エンドR:レインボウガール  到達条件  ・《ワイヤード・エンジェル》との恋愛関係を終えることを宣言する。  ・NPC〈〉に告白をする。  《ワイヤード・エンジェル》との生活を経て、共鳴者は少しずつだが、外に出られるようになっていた。髪も短く切ったし、服もそれなりにかっこよくなって、家族と一緒にご飯も食べるようになったし、そして何より定期的に連絡を取る女の子が今の共鳴者にはいる。  あの時、勇気を出して言葉にしてよかった。小さな勇気で世界はこんなに大きく変わっていくのだと学んだ。ああ、これも全部……。  共鳴者はもう思いだせない。あの夜何と出会ったのか、そもそもあの夜とは?ここ数日何があって自分は変わった?  ふとスマートフォンを見る。そこにはダウンロードした覚えのないアプリが入っていた。どうやらゲームのようだが、サービスは終了していてログイン画面から動かないし、検索してもヒットしない。気味が悪くなって共鳴者はそのアプリを消してしまった。  どんなゲームだって遊べなくなったら、忘れてしまったら縁はもうつながらない。どこからか、「ごめんね」と知らない女の子の声が聞こえてきた気がした。